21日に行われた日本ハムロッテの一戦。「6-5」でロッテが勝利した試合後に伝えられた日本ハム荒木大輔一軍投手コーチコメントが、ネット上の日本ハムファンの間で物議を醸している。

 同戦の日本ハムは先発のドラ1・伊藤大海が「7回3失点・被安打5・10奪三振」の好投を見せ、9回表終了時点で「5-4」とリード。ところが、9回裏に登板した抑え・杉浦稔大が2死一塁から、ロッテ岡大海に逆転サヨナラ2ランを浴び「5-6」とまさかの敗戦を喫した。

 同戦まで今季3試合に投げたもののプロ初白星をつかめていなかった伊藤は、サヨナラ負けの瞬間にベンチ内で頭を抱え落胆。その伊藤に対し試合後、荒木コーチが「これがこの世界の厳しさ。厳しいことを言うと、一人で投げ勝てるような大きな投手になってくれたら」と、中継ぎに頼らず完投して勝利を挙げられる投手になってほしいと語ったことが伝えられた。

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 荒木コーチコメントを受け、ネット上には「投手コーチがそれ言って恥ずかしくないのか?」、「投手分業の時代に完投型投手になれって時代錯誤過ぎる」、「投壊の責任を棚上げして新人に追い打ちをかけるな」、「プロなら自分1人で何とかしろってことか? じゃあコーチなんかいらないから今すぐ辞めろ」、「伊藤に注文つける前に、崩壊してる投手陣をどうにかする方が先だろ」といった苦言や批判が多数寄せられている。

 「荒木コーチ2018年に二軍監督として日本ハム入りすると、2019年から2020年は二軍監督兼投手コーチを務め、2021年からは一軍投手コーチを担当している56歳の元右腕投手。しかし、その荒木コーチが管轄する投手陣は現在チーム防御率(4.48)、救援防御率(5.76)がリーグワースト、先発防御率(3.70)もリーグワースト2位と全く振るっていません。そのこともあってか、傷心の伊藤に一人で投げ抜けと口にした荒木コーチに対し、コーチとしての役目を放棄していると感じたファンは少なくないようです」(野球ライター)

 21日終了時点の成績は「4登板・0勝2敗・防御率2.77・38奪三振(リーグ1位)」で、4登板全てでクオリティスタート(QS/6回以上を投げ自責点3以下)をクリアしている伊藤。試合自体は十分に作っているといえるが、果たしてプロ初白星をつかむのはいつになるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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(出典 news.nicovideo.jp)

荒木氏の言っている事も一理あるが、中継ぎ投手の整備をまず早急にすることです。伊藤選手はまだルーキーなので、いきなり完投、完封を求めるのは酷だと思います。

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